ジズイズ乱世な天秋のこととか、ガードレール横に居た死んだ猫とか、意外とハンバーガーに合うパイナップルのこととか、幾つかのものごとが適当に頭の中をよぎっていったものの、別段きらびやかな何かが残るなんていうこともなく、ただぼけーと雲とかを見ていた。あーあの雲は大福に似ているねえ。なんてそんなベタな事も思わず、ただ、ぼけーと。何も無く。
こういうのが秋だと思う。いつもこういう感じであり、インターネットで長ったらしい日記を更新する気も大して起きない。去年はどうであったかと過去ログを見直したら

女の子であれば、「寂しい…」的なことを書けば一日持つ上にああ良いなあ的感想を持たれるであろうけれど、今現在の僕の気持ちをそのまま、寂しい…と書いたところで、何言ってるのこの阿呆と言われるであろうし、その寂しい気持ちが、競馬で負けて金が無いなんていう救えねえ理由から来ているものだから、ほんと、書けないよね、寂しいって。

と書いてあったのでまあ去年もそんな感じであったのか。と思う。まあ寂しいというわけではないけれども、ね。例えるならばこの間の秋華賞。一着のカワカミプリンセスから馬単買ったものの、ヨシトミ先生ってだけでアサヒライジングを切っちゃって馬券を外したあの感じ、みたいな。
いや、わかってもらえないのだろうけれど、いつぞやのバイト先で見たレディースコミック的なものには人の気持ちなんて簡単には分かり合えない!っていう台詞が出てきてたよ。ちなみにそのあと分かり合えない男子と女子はセックスしてわかりあったみたいなんだけれど…。ろくでもないね。