あるところに親も居ないイタチの兄弟が2匹居て、1匹は畑の角の水瓶で溺死いたしました。
こうして独りぼっちの子供イタチが出来上がり、おかんからその話を聞いた俺はなんつーか変にしんみりしちゃって鳥ガラをやってみたりもしたけれど、エサをやるのは一度きりにしておくことにしたのは、幼稚園児が絵本から学ぶような、自然がなんちゃらかんちゃらというやつで、死んだら死んだで、こりゃあもうしょうがないと思っているが、悲しい境遇の子供イタチに、強く生きろよ、なんて思っちゃったりしたところで、山で木の実ばかり健気に食べるわけもなくイタチはイタチであるので猫の子供とかを食い散らかしたりするのであろうし、まあ複雑な気分である。
そういえばあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。何がどうめでたいのか、何をどうよろしくなのか全くもってわからないけれど、イタチを巡る諸問題ほど込み入ってるわけもなく、ただ空虚なだけか。でもまあ結構笑顔であいさつする感じではあるんだけどな。伝わるであろうか。昨年不幸だった人は今年はよろしい一年であれば良いですね。えらく幸せだった人は、アレだ、物事にはね、波とかあるから。我慢しなさい。俺はそこそこに幸せな一年で良いかなあ。贅沢か。