ブラッドダイヤモンド

いや、見るべき映画というかお金払って見る映画ってこういう映画だろ。密売人、現地人、ルポライターの関係におれの視点が加わる構図はとても良いし、テーマ抜かした物語だけでも十分立てる強度持ってて、さらにリアルなテーマ付き。映画に星付けるとかは嫌なんだけど、★★★★★ってこういう映画だと思う。全て満たされましたよ。っていう。善悪なんて行動の後付けだよね。以下ネタばれ。
ディカプリオが死ぬ前にダイヤを紐解いてダイヤじゃなくてガラスやわ!とかなってああTIAとかいう流れだったら嫌だなーと思ったらそういうふうにならずに、奇をてらわなくて良かった(衒うってこういう字だって)。死んだ後の色々は正直要るのか要らないのかわからないけど、あったことは良いことだと思うので文句はありません。しかし最後のメッセージ、消費者しだいですとか書いてあったけど、違法ダイヤかどうか見分けるシステムって構築されてるの?いやまあダイヤなんて買う金無いからどうでも良いんだけれど。
まあダイヤを買わないのは消費者に懸かっています。とかいうメッセージが最後だと観客は楽だよね。かわねーよ。となってそれでおしまいだから。買う人だって正規のルートで買いますわってなって終わりでしょ。少年兵が20万人いて難民が何人いて犠牲者が何人いてそれは先進国のせい!とかいうメッセージが最後だと辛いものがあるけれど。