なるほど、共産主義が成立しないわけだ、と振り返り煙草を吸う。他人のため息は胸に溜る。おかんに言われた通りため息はつかないことにしている、いや今は煙草で誤魔化しているのか。仲良くなった子と話す。蛍終わっちゃったねー。ため息をつかないくらいの見栄は張ってたいよねー。僅かの休憩はそんな感じ。テレビの相撲の取り組み二つ、両方とも決まり手は引き落としで、なんだかなー。って。ま、頑張りましょーと煙草を綺麗に消して仕事に。元気そう、幸福そう、そういう外面。実際はどうなのかとかは心底どうでもいい。