よほど素敵なセックスでおれが生まれてきたのか、どうもおれはポジティブ寄りな人間なので、ネガティブ寄りな人を理解できないのかなあと少しは悩んでいる。
いつぞやの寒い季節、中途半端に滅入っていた時期があり、電話すると1分間に1人だか3人だかの海の向こうの子供を救えるなんて電話をずっと掛けてたことがある。やさしい綺麗な曲が延々と流れているだった。中途半端な気の滅入りから逃げようと始めた些細な事も、おれはいつこの電話を切って良いのか判らなかった。どこで切り上げたら良い?と一瞬思った時点で、自分のしょうもなさに泣けてきたことがある。おれは痛みなんかわかっちゃいねえのよ、と。丁度金木犀が匂っていて、おれはそれ以来金木犀が好きでは無い。
まったくもって、結婚する予定も無く、子供作らないまま死んでいきそうな気がぷんぷんするのだが、それでも可愛い赤ちゃんが生まれたとき、このブログが存続していたならば、おれはやったー!って書くよ。やっぱり。いくつもの痛みは何事の裏にも存在してるのは判ってるつもりですけれど、やっぱり、やったー!って書く。それだけです。