朝の4時あたりにマイナーなラジオ局を聴いていると、おはようございます。なんて言ってるの。もうすぐ寝ようかって時に。初めて聴いたときはびっくりしました。もう還暦を過ぎて5年になりますが、なんて風に始まったお便りは、山間の村に雪が降りましただとか、大根を収穫したので漬けることにしましただとかいう、田舎で育った僕にとって季節を感じれるほのぼのとした内容で、その後シンプルで懐かしい音楽が流れる。
そしてそのまま安心しきって寝ちゃうんだけれど、別段素敵な夢が見れるわけでもなくて、夢は当然覚えてない。僕が夢を見ない体質なのか、それともただ単に阿呆なので忘れているのか。もうどうでもよくなってきた。夢に期待するのは少しばかり諦めた。現実に期待。誇りうる日常を過ごしてきてないけれども、なぜか知らん希望はある。阿呆なのでポジティブなのです。ビバ駄目人間!と思ったところでバイト先に財布を忘れてきたのを思い出す。ああ阿呆。阿呆は死ななきゃなおらないなら来世に期待。来世は野茂みたいな人になるねん。なぜなら可愛い子がタイプって言ってたから。阿呆。