読書

神の名のもとに (講談社文庫)

神の名のもとに (講談社文庫)

ベタドラマを中心としたバラエティー番組がゴールデンに進出し、ベタに付いて考えてみねばならんなあ、と思いつつ、アウトブリードで保坂さんが書かれている、おもしろい本は最後まで読まない、何故ならばおもしろさはすでに経験しているものだから、私はよくわからない本を読む。良くわからない本は読んでもおもしろくないが、なんとかかんとか*1という言葉も頭の中に引っかかっているわけで。
この本はベタというか僕の好きな要素がすばらしく詰まっていて、それはどういうところかというと、作中作(しかも子供向けの物語)があるというところがすばらしく良い。ダックスフントのワープみたくこういうのは僕はどうにもすばらしく好みのようだ。もちろんこの作品はなんかアメリカで有名な3つの賞をとったらしく、競馬でいうサマートリプルクラウンを獲ったようなものなので、実績どおりすばらしい本だと思う。
ストーリーのさわりは、テキサス州のカルト集団がスクールバスを自動小銃を持ち拉致したうえに、自分の広大な土地に監禁するというもの。そしてカルト集団は黙示録を信奉しており50日後に世界は破滅すると主張。そして物語が始まるのは46日目。カルト集団に主人公の40代の女性犯罪ジャーナリストはどう戦うのか?
という。ともかくすげー暇つぶしには面白かった。

*1:手元にアウトブリードが無いのでテストが終わったらきちんと書き直します