寒風吹きすさぶ中歩いていると、高村薫の題名なんだっけな、冬よこい僕に来いって詩を思い出して、いや、いらない、冬いらない。と、適当に思っていたのだが、なぜそんな詩を思い出したかというと小学校の時、便所に貼ってあったからなのである。ちなみにその下には駝鳥という同じく高村薫っていま気がついたけど高村薫じゃなくて、高村光太郎だった。まあいいや、駝鳥っていう動物園の貧相な駝鳥を描いたんだと思う詩があった。
それを思い出すたびに、なんてろくでもない便所だったんだろうと思う。もっと素敵な詩を貼ればよいのに。いや、便所だから嫌いになっただけか。