歌が嫌いかと言われればそうではないが、気分の乗らない時に適当な意見を聞くのがいやなのでどちらかといえば流れているのは歌詞のないものが好きである。商店街などでガールズバンドの曲が流れてきていて、ああ、こういう歌はおれの時代にもあったなあ、とおっさん臭く思った。結局繰り返されるこういうものは、鮮度が大事なのか、同時代性が大事なのか、それともおれの時代とは意味合いが違うのか、ようわからんけれども、わかったのはおれ、おっさんである。